子供連れのアイランドホッピング

子供連れのアイランドホッピング ヒルトゥガン島とナルスアン島について

子供連れでアイランドホッピングをされる方には特に承知して頂きたい事を書きます。
お子様に注意の余り保護者が楽しめていないこと。神経質になり苦情が多くなります。
ご両親もセブを満喫する方法があります。子供は係りの者やクルーに任せ体験ダイビングを行うことです。海中を散歩している間は必ず,子供を忘れて周囲の魚や珊瑚に気持ちが集中します。その結果いい思い出が残ります。

子供連れのアイランドホッピング|アイランドホッピングにはヒルトゥガン島,ナルスアン島,パンダノン島,カオハガン島となりますが,90%の方はヒルトゥガン島とナルスアン島のツアーを利用されます。このページを作成に当たり苦情の2,3例もお知らせいたします。当社では無料のお子様も受け付けていますが,セブ島の海はキッズランドではありません。成人や冒険心の強い方にはアクティビティーとして最良なひと時が送れますが,赤ちゃんや,年少にとっては?

母親は神経がピリピリの状態で参加されます。

苦情の一つをご紹介致します。ヒルトゥガン島とナルスアン島のツアーの方ですが,当社ではお子様連れに最良の一日になるように手配しても苦情されます。混雑する前に上陸できるように説明し,ナルスアン島を先に案内しました。後々ヒルトゥガン島が先が良いのではなりかとの苦情です。お子様連れの貴方なら以下の状況の際どうされますか?

セブのアイランドホッピングについて学んで下さい。大事なことは日本ではないこと,常識やサービスの仕方,船の状態,天候,気候,海の状況等すべてが異なります。

ヒルトゥガン島,ナルスアン島,パンダノン島,カオハガン島について環境と現時点どのような状況の場所かお知らせいたします。

写真は潮が上下の中間点80cm の時点に合わせた写真です。

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この写真は粗ヒルトゥガン島上空からオランゴ島全域を撮っています。手前の小さな島はスルパ島ですが,オランゴ島の平坦な礁の一部に出来た若干盛り上がったところです。このオランゴ島の平坦な礁にあるのがヒルトゥガン島,ナルスアン島,カオハガン島です。

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この写真はオランゴ島東側上空南に向かって撮っています。ナルスアン島,ヒルトゥガン島,カオハガン島が三角点として見えます。これら全域は引き潮の際歩けます。

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手前がナルスアン島 上にはヒルトゥガン島が見えます。船はナルスアン島に向かう際にはこの浅瀬を通過しますが潮が60cmが最低です。この場所は粗砂地とサンゴですが,目視しながら注意深く横切ります。

セブ島の潮に関して:5月には満潮時2,7mまでになります。低い際には0以下になりオランゴ島平坦礁に存在する島々は徒歩で向かえます。
ヒルトゥガン島からナルスアン島,ナルスアン島からヒルトゥガン島は潮の高さによって移動出来ます。それ以外のルートは北回りか南回りになり,時間と燃費を消費します。この事は移動が自由で無いことを示します。船長は潮を読んで移動しています。目的の島のツアーは選べますが,移動は天候と潮にて定められています。
亜熱帯地域のフィリッピンでは季節風が吹き,ヒルトゥガン島とナルスアン島は南風(ハバガット)の際は接近が出来ません。これらの自然の中での制約を受けます。

これは1月1日の潮見表ですが,赤線以下は浅瀬の移動が出来ません。下の数字は時間を示します。https://tides.mobilegeographics.com/locations/1386.html?y=2020&m=1&d=1

近年セブ島の人気上昇の為,ナルスアン島の桟橋近辺はこのような状況です。

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この写真の左下はしごを船に向け準備している様子が分かります。大人は良いですがお子様を連れ,船から船へ移動することは容易な事ではありません。潮が低い場合はより船の位置が下がります。

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船は砂地に上陸しているのではありません。沖の深いところにアンカーロープを仕掛け,ロープに船を固定しますが,多数の船がロープに沿って一列に並んでいます。自分の乗って来た船まで30cm程の板を踏み,手助けされながら向かうことになります。波があると揺れます。

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舟先を抑えているものと,手を取っているものが見えます。

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自分の船まで,船から船へと移動します。

島の裏側ヒルトゥガン島(先に見えますのがヒルトゥガン島)に向かう船が通るところですがこのように浅くなります。潮が上がると背丈以上になります。

現在は船を桟橋に接岸できません。沖に停泊船を渡り歩きするようになりました。

ナルスアン島 桟橋の先端

現在は桟橋には接岸を禁止しています。船から船に移動するしかありません。しかし,元気な人は海に入り泳げば桟橋につけます。

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これはヒルトゥガン島ですが,矢張り深みにアンカーが打たれ,引かれたロープに結びアンカーとします。この場所は50mに落ち込む淵になり,船は流され水深7m程のところに固定されます。ダイビングやシュノーケリングは右側で行います。後部に繋がった沢山のパンプボートが見受けられます。殆どの船は潮をみてナルスアン島に移動します。

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ナルスアン島を西側(マクタン島)から見ています。長い直線は桟橋です。船は沖に張られたロープにアンカーします。この写真は2011年に撮影され船の数は多くありません。

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この写真はパンダノン島です。左側は深く大きな船でも砂地に直接接岸出来ます。右側はとても浅く30cm程(潮が80cmの時)船は入れません。

以上のように説明致しますとお分かりいただけるでしょう。当社ではどちらが先でもコスト削減になるものではありません。

当社ではお子様連れにこのような危険なご案内が無いよう,お客様とも相談しながら行っていますが,潮に如何に作用されるかお分かりと思います。これがセブ島のアイランドホッピングです。

ヒルトゥガン島でシュノーケリングしてナルスアン島へは通常行っていますが,潮の時間により変更は余儀なくされます。ヒルトゥガン島からナルスアン島に向かいますと,皆同じルートになり,ナルスアン島の船のアンカーできる位置が遠くなったり,船渡りは子供ずれにはお勧め出来るものではありません。潮の状況が良く,出来るものなら逆コースをお勧めいたします。

お客様と相談し,より安全なルートを回っても苦情される方には残念ながら驚いています。ここは日本でないこと。設備や船の形状,自然環境が異なっている事を先ず念頭においてツアーを満喫してください。その日本と異なるから楽しめるのです。人の常識も甚だ異なります。

例外があります。旅行者が少ない時期のツアーは状況がことなり,天候と潮の状況次第となります。

 

当社では選ばれた島には参りますが,順序をお約束するものではありません。又,一年を通しますと台風,低気圧,季節風等で目的地が変更されたり,天候の為,いい思い出作りにならない場合もあります。